高校生の頃の夢を見た. 私は制服を着ていて高校の頃の友達と一緒に、あの頃のノリで楽しくおしゃべりしていた。でもちゃんとしっかりとあの頃の自分ではない自分の感情、無理している感情も持ってた。
でも、笑っていた。
そしたら、母がわたしを呼ぶ声がした。
わたしは起きた。
夢の中から冷めた。
母の声で起きるのなんて何年、いや、何十年ぶりだろう。
その時わたしはどうしてか、なんでだか涙が溢れて止まらなくなった。
泣いていた。
本当に、なぜ涙が出てくるのかわからないのだけど、ポロポロと泣けてくるのだ。
名前を呼ばれただけなのに、なぜが母の愛情を感じた。
苦労をさせてしまったこと、何食わぬ顔で自由に生きさせてもらったこと、全部思い出した。
そして無性に母に会いたくなり、笑顔が浮かんだ。
幼少期の頃のことなんて記憶にはないけれど、きっとわたしは大切にとても愛されて育ったんだなと。
わたしはもうすぐ母になる。
本当に悩んだ。というか現在進行系で悩んでいる。まだ未熟な私に、自分の時間を犠牲にしお腹の子の面倒を見ていくことができるのか。
わたしがお腹の子の母親になれるのだろうか、この子は誰かに育ててもらったほうがいいのではないか。
夫とも関係がうまくいかず、全然幸せじゃない。
独身の方がよかった。
そんなことをつらつらと悩んでいた。
だけど、この夢を見たあと、
何故かお腹の子を大事にしないとと思った。
とても愛しいと思った。
母がしてくれたように愛情を沢山あげたい。
わたしは誰かのために生きたい。
そう思ったのは事実。
あの夢が何をそうさせたのかはわからない。
あと3ヶ月でわたしは母になる。
本当にあと3ヶ月なのだ。
こんなところでつらつらと悩んでいてはいけない。
母のためにもわたしは幸せになる努力をしようと思った。