くもりときどきはれ

基本的に気分はくもりで時々はれる。そんな毎日です。

夢。そして母になる

高校生の頃の夢を見た. 私は制服を着ていて高校の頃の友達と一緒に、あの頃のノリで楽しくおしゃべりしていた。でもちゃんとしっかりとあの頃の自分ではない自分の感情、無理している感情も持ってた。

でも、笑っていた。

そしたら、母がわたしを呼ぶ声がした。

わたしは起きた。

夢の中から冷めた。

母の声で起きるのなんて何年、いや、何十年ぶりだろう。

その時わたしはどうしてか、なんでだか涙が溢れて止まらなくなった。

泣いていた。

本当に、なぜ涙が出てくるのかわからないのだけど、ポロポロと泣けてくるのだ。

名前を呼ばれただけなのに、なぜが母の愛情を感じた。

苦労をさせてしまったこと、何食わぬ顔で自由に生きさせてもらったこと、全部思い出した。 

そして無性に母に会いたくなり、笑顔が浮かんだ。

幼少期の頃のことなんて記憶にはないけれど、きっとわたしは大切にとても愛されて育ったんだなと。

 

 

わたしはもうすぐ母になる。

本当に悩んだ。というか現在進行系で悩んでいる。まだ未熟な私に、自分の時間を犠牲にしお腹の子の面倒を見ていくことができるのか。 

わたしがお腹の子の母親になれるのだろうか、この子は誰かに育ててもらったほうがいいのではないか。

夫とも関係がうまくいかず、全然幸せじゃない。

独身の方がよかった。

そんなことをつらつらと悩んでいた。

 

だけど、この夢を見たあと、

何故かお腹の子を大事にしないとと思った。

とても愛しいと思った。

母がしてくれたように愛情を沢山あげたい。 

わたしは誰かのために生きたい。

そう思ったのは事実。

 

あの夢が何をそうさせたのかはわからない。

あと3ヶ月でわたしは母になる。

本当にあと3ヶ月なのだ。

 

こんなところでつらつらと悩んでいてはいけない。

 

母のためにもわたしは幸せになる努力をしようと思った。

 

2月の読書記録①~②

湊かなえ【人間標本】

大学生の頃から湊かなえの本にドはまりし、今まで出版された本はほぼ全部読んだくらい湊かなえが好きだ。

こちらの湊かなえ最新作の【人間標本】、あらすじ的に言えば、

蝶の標本作りが好きなサイコパスが、遂に人間を蝶に見立てて標本にしたいという願望にとりつかれ、自分の息子までをも殺し蝶の標本に仕立て上げる

という感じなのだけど、

そこには深い感動的な理由があって・・・

最後2転3転はするのだけど、なんとなく終盤当たり結末が見えてきてしまうあたり少し物足りなさがあった。

でもやっぱり湊かなえ

次はどうなるんどう、どうなるんだろう。とぐいぐいと引き込まれた。

 

森見登美彦【夜行】

雑誌ダヴィンチで森見登美彦特集をしており、その中でこの本が紹介されていて面白そうだなと思って読んでみた。

 

英会話スクールに通う6人の仲間たちがお祭りを見にいくことになったのだが、そのうちの1人が姿を消してしまう。

その10年後にまた5人が集まり同じお祭りを見に行く。

その道中の宿で、それぞれが体験した不思議な出来事を1人1人話していくのだが、その話には1枚の絵画が関わっていて・・・

更に消えた1人である長谷川さんにも関わってくる

というお話なのだが、

すごい不思議な世界観だった。

ホラーなのかファンタジーなのか、神隠し要素も含まれていて・・

読んでも読んでも全然何かは見えてこないし、でも何故か引き込まれてしまう。

かというと時にはゾッとする場面もある。

完結するというお話ではなく、ふわっとしているんだけど、とにかく現実から離れて不思議な世界に入り込みたい人は読んでほしい。

新感覚の体験ができるはず。

 

yahoo知恵袋に救われた日

本日も引き続き雨。

ということで引きこもり。

ベッドの上で1日中いた。

歩いたのはトイレに行く時と、ご飯を食べにキッチンへ行く時のみ。

歩数計で換算すると50歩くらいではなかろうか。

 

こんな日にはナイーブな気持ちになることが多い。

本をベッドの上で読んでいたら眠くなる。

少し電気を消して寝ようと思うが、暗がりの中で絶え間なく考え事が頭のなかでぐるぐるしてして寝られなくなる。

そういう時に限ってわたしのマイナス思考が爆発する。

 

今私は幸せなのか?そもそもどうして結婚したんだろう?独身のほうが幸せだったんじゃないのだろうか?

思考に到着点がない問題をぐるぐる考えているとき、わたしはいつもyahoo知恵袋で同じように悩んでる人の悩みを検索してみる。

答えとして

一番刺さったのは、

 

相手に求めすぎずに、自分で楽しみを探すこと。

幸せは続くものではない。

たくさん幸せを求めるなら、たくさんの何かをするのがいいんでしょうね。

 

という回答だった。

そうか。自分が楽しむ何かを見つければいいんだ。

なんだかふっと附に落ちた気がした。

 

もちろん、人それぞれ、人の意見はあくまでも人の意見で、そこに執着してはいけないけれど、

同じように悩んでる人がたくさんいる。

それだけでも救われた気がした。

そしてほんの数行でも刺さる言葉に出会えると少し前向きになれる。

誰にも相談できないけれど何かもやもやするとき、

そんなときはyahoo知恵袋をぜひ活用してみてほしい。

 

 

雨降りしきる夜に

晴れの日よりも、雨の日が好き。

特に雨降る夜は落ち着く。

音、匂い、気温、湿度。

雨の日はどれをとっても雰囲気がある。

 

インドア派のわたしはできれば休みに日は家にいたいのだが、

晴れの日は外に出ないと勿体ない気がして、家の中にいると罪悪感を覚える。

『こんな晴れた日は外に出ないと勿体ないよ!』

そう言われるとなんだか外に出たほうがいいんじゃないだろうかと思えてくる。

でも、雨の日は堂々と家にいれる。

『今日は雨の日だからどこも行けないね。しょうがない。』

雨の日は家にいないといけないんだと、そうとすら思えてくる。

こんな日は布団にくるまり読書に限る。

雨の音がいいBGMになって今読んでる本も雰囲気が出てくる。

雨の音を聞きながら寝落ちするのも気持ちいい。

 

今夜は素敵な夜になりそうだ。